愛犬が「いつも美味しそうにご飯を食べているのに、急にご飯を食べなくなった…」といったことで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?普段より食欲がない場合は、ストレスが溜まっていたり、何らかの病気が潜んでいるなどのさまざまな原因が考えられます。
そこで今回は、犬の食欲がない原因と犬の食欲がないときにすぐできる対処法についてご紹介します。
犬の食欲がない原因と対策方法
犬の食欲がない原因は主に4つあり、それぞれ対策方法が異なります。ここでは、犬の食欲がない原因と対策方法についてそれぞれ詳しく紹介します。
病気
人間と同じように、犬も病気になれば食欲が低下します。場合によっては緊急性の高い病気の可能性もあるため、異変に気づくことが病気の早期発見につながります。特に、ご飯を食べない以外に水を飲まない、元気がない、下痢や嘔吐をともなう場合などはすげに動物病院に連れて行くようにしましょう。
ストレス
引っ越しや近所の騒音、留守番の時間が長いなど、いつもとは違うことが起きたり、日常的にストレスが溜まりやすい生活をしていると場合は、ストレスが原因の可能性があります。この場合は、愛犬を取り巻く環境や生活スタイルを改めて見直してみることをおすすめします。
フード
「ご飯は食べないけれどおやつは食べる」という場合は、犬がわがままになっているのかもしれません。これは、おやつや人の食べ物などのおいしいご飯に慣れてしまうと、いつものご飯を食べなくなってしまうためです。また、おやつをたくさん食べることで満腹になってしまい、ドッグフードを食べなくなることがあります。
一般的なフードは総合栄養食といって、フードだけ食べていれば栄養素はすべて摂れるように作られていますが、おやつには十分な栄養素が含まれていません。そのため、きちんと栄養のあるご飯を食べてもらうようにしつけることが大切です。
老化
犬もシニアになると、歯や内臓機能が衰え始め、それに伴って食も細くなります。また、運動量の減少から若いときほどエネルギーを必要としなくなり、結果としてご飯をまともに食べられなくなることもあります。シニア犬の食欲不振対策としては、シニア用のフードに切り替えたり、缶詰などのウェットフードを与えたりするなどの工夫をしてみましょう。
犬の食欲がないときにすぐにできる対処方法
犬の食欲がないときは、犬の体調を観察してみることはもちろんですが、食生活の環境を見直してみることも大切です。最後に、犬の食欲がないときにすぐできる対処方法について紹介します。
食事回数を減らしてみる
食べて欲しいからといって無理に口を開けて食べさせてしまうと、食べること自体に恐怖や不快を感じてしまうことがあるため、無理に食べさせるのはやめましょう。そのため、食べないときは無理に食べさせず、食事回数を減らしてみることもおすすめです。食事回数を減らすと、空腹度も上がるため食べてくれるようになるケースが多いのです。
ただし、一度の食事量が突然増えると胃腸に負担をかけてしまう可能性があるため、1日1食にする場合、一回の食事量は少しずつ増やしていくようにしましょう。
ご飯を変えてみる
消化不良が原因で食欲がなくなっている場合は、いつも食べているドックフードが原因となっている場合が多いです。そのため、ドックフードを変えてみて様子をみるようにしましょう。ただし、新しいフードに切り替える際は、もともとのフードに少しずつ新しいフードを混ぜて、新しいフードに慣れさせることがポイントです。徐々に新しいフードの量を増やして、切り替えてもきちんと食べてもらえるように工夫することが大切です。
ご飯のニオイを強くする
犬がおいしさを感じる重要な要素は「ニオイ」です。そのため、ドッグフードのニオイが強くなると、犬の食欲も増すことが多いです。
ドッグフードのニオイを強くする方法とは、ドッグフードの食器を温めるだけでもご飯が温められニオイが強くなります。また、温めなくてもかつお節や肉の茹で汁など、香りの強い食材を混ぜることで食欲がそそられることもあります。
まとめ
今回は愛犬の食欲がない原因と対策方法、すぐにできる対処法についてご紹介しました。
犬の食欲がなくなる原因はさまざまなため、普段から愛犬の様子をしっかりと観察することが大切です。また、食欲がないだけでなく、吐くや下痢をするなど、いつもとは様子が異なる場合は動物病院に相談するようにしましょう。
「愛犬の食欲がない」「最近元気がない」など愛犬の気になる症状がある場合は「池田動物病院」にぜひお越しください。
当院は犬や猫の飼い主様の困ったことに答える総合診療から、内科や外科、腫瘍科などさまざまな総合治療の診療科目を用意している動物病院です。それぞれ専門医も待機しておりますため、安心して施術を受けて頂ける環境を整えております。
愛犬や愛猫の気になる症状がありましたら、「池田動物病院」にお気軽にお越しくださいませ。