混合ワクチン💉について
混合ワクチンは、一本で何種類もの病気を予防してくれます!
混合ワクチンは、飼い主様の任意のワクチンです。
つまり…接種するか、しないかは飼い主様次第ということです。
しかし、病気の予防という意味では、混合ワクチンの方が実は重要なんです。
狂犬病は現在日本にありませんが、混合ワクチンで予防できる病気はワンちゃん同士の接触で実際に感染する可能性がある病気なのです。
しかも、重篤な症状になるものばかり…命を落としてしまうような病気も含まれています。
定期的なワクチン接種で、免疫を維持して健康に元気に過ごせるようにしましょう❗
混合ワクチンで予防できる病気
犬ジステンパー |
死亡率の高い病気です ・高熱、目やに、鼻水、食欲不振、嘔吐や下痢 ・病気が進むと神経系がおかされマヒなどの後遺症が残る場合があります。 |
---|---|
犬パルボウイルス感染症 |
死亡率の高い病気です ・激しい嘔吐、下痢、食欲不振、急激な衰弱 ・重症になると脱水症状が進み、短時間で死亡することもあります。伝染性の強い病気です。 |
犬コロナウイルス感染症 |
・成犬の場合は軽度の胃腸炎ですむことが多いのですが、子犬の場合は、嘔吐と重度の水溶性下痢を引き起こします。 ・パルボウイルス感染症との混合感染でより症状が重くなる。 |
犬伝染性肝炎 |
・発熱、腹痛、嘔吐、下痢、目が白く濁る ・生後1年未満の子犬が感染すると、全く症状を示すことなく突然死することがあります。 |
犬アデノウイルス2型感染症 |
・発熱、食欲不振、クシャミ、鼻水、短く乾いた咳がみられ、肺炎を起こすこともあります。 ・他のウイルスとの混合感染により症状が重くなり、死亡率が高くなる呼吸器病です。 |
犬パラインフルエンザウイルス感染症 |
・風邪症状がみられ、混合感染や二次感染が起こると重症になり死亡することもあります。 ・伝染性が非常に強い病気です。 |
当院では6・8種のワクチンをご用意しております
6種ワクチン(当院では9割以上の方がこちらを接種されています)
犬ジステンパー・犬パルボウイルス感染症・犬コロナウイルス感染症・犬伝染性肝炎・犬アデノウイルス2型感染症・犬パラインフルエンザウイルス感染症
8種ワクチン
6種ワクチンで予防できる感染症 プラス 犬レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー型・カニコーラ型)
※その他のワクチンに関しては、お問い合わせください。
混合ワクチンの接種時期
幼犬期 0歳のワンちゃんへ
母犬からもらう移行抗体の効果が、生後2~3カ月頃になると弱まってきます。そこで、ワンちゃん自身の免疫を新たに付けてもらうために、2~3回に分けた接種が必要です。これを基礎免疫といいます。
来院時に、直近のワクチン接種証明書を一緒にお持ち下さい。前回の接種日から1カ月は、追加のお注射は打てません。
お家に来て1週間くらいは、食欲やうんち、おしっこ、動きなどの様子をよく見てみましょう。この時期の赤ちゃんが、ごはんを半日食べなかったりするのは、具合が悪くなる始まりのことがあります。ワクチンの予定日がすぐでも、体調を整えてからの接種にしましょう。まずは、お電話でご相談ください。
成犬期 1歳~のわんちゃんへ
1年に1回の定期接種を行い、予防効果を持続させることが大切です!
昨年度に当院でワクチン接種していただいた方には、次回のワクチン時期にお葉書✉をお送り致しております。
混合ワクチンを定期接種していれば、ドックランやドッグカフェ、トリミングサロン、日々のお散歩、毎日のふれあい…を安心して楽しむことができますよ‼
ワクチン接種後の注意点
当日 |
様子をよく見ましょう 涼しく安静にして、お散歩は一回りだけにしましょう |
---|---|
2~3日間 |
激しい運動を控えましょう シャンプーを控えましょう |
2~3週間 | 他のワンちゃんとの接触を控えましょう(0歳のみ) |
いつもと違う様子はありませんか?
・顔のむくみや腫れ
・全身の痒み、発赤
・嘔吐、下痢
・元気食欲の減退
・注射部位を痛がる …など
ワクチンの副反応の可能性も⁉
午後6時までに速やかに当院にご連絡ください⚠それ以降は、夜間救急にご連絡ください!
副反応が起きるのは、ほとんどが接種から6時間以内です。ワクチンは、午前中に接種がオススメです⭕